
フロンサック
数千年の歴史を誇るアペラシオン
リブールヌ地区(サンテミリオン、ポムロール、フロンサック)は、ガリア・ローマ時代におけるボルドー・ブドウ栽培発祥の地と考えられています。
今から2000年ほど前、フロンサックに最初のブドウが植えられます。
770年、カール大帝はフロンサックの丘に不落の砦を建設します。
フロンサックの地名の元といわれる「フロンキアクス(Fronciacus)」の登場もこの時代です。1663年、枢機卿リシュリューはフロンサック公爵領の所有権を取得します。以降、フロンサックワインの名声の高まりはとどまるところを知らず。18世紀にはリブールヌ地区ワインの品質向上を牽引する地区として、また、世界的海洋貿易の発展に伴って、ボルドー地方における代表的ブドウ生産地区としての地位を確立します。 18世紀には、フロンサックワインはリブールヌ地区の中でも最高級の評価を得ており、当時はサンテミリオンおよびポムロール以上の高値で取引されていました。